つわりの時期って、パートナー間のいざこざ増える時期ですよね。
仕方ないと思います。だって確実に二人とも余裕がなくなるんだから。
私は女なので妊婦の気持ちはよくわかる。
でも、夫の気持ちは察することしかできないし、察したところでそれが正解かも分からない。
妻はつわりがしんどい。夫は仕事＋家事がしんどい。
「俺（私）たち二人とも大変だ。でも一緒に頑張ろう」って思えたら良いんだけど…
「妻 つわり」の検索候補に戦慄するまりてぃー
妻のつわりってうざいのか。（衝撃）
率直にごめんね、という気持ちになりました。そりゃそうだよ。
フルタイム働いて帰ってきたら、片付いてない部屋の中、妻がベッドで寝転がりながらテレビ見てたら腹立つよね、世の中の夫たちよ…。
だけどね、聞いて欲しいんだ。つわりって本当にしんどい。
嘔吐や頭痛みたいな身体症状も辛いけど、妊婦が感じるつわりの辛さの本質って多分、そこじゃないと思うんです。
つわりの辛さって…？
- 症状に個人差・ムラがあるために、共感が得られにくいこと
- 「いつ終わるか」が分からない不安感
- 思うように行動できない自分が不甲斐ない
私と夫が実際に話したことも含めて簡単にまとめてみました。
今日も日本のどこかで「妻のつわりがうざい」「自分には何ができるんだろう？」と思っている夫さんの気持ちが少しでも楽になりますように…
１. 症状に個人差・ムラがあるために、共感が得られにくいこと
つわりの気持ち悪さは、よくパパ用BOOKでは「二日酔い」や「船酔い」に例えられます。
でも二日酔いと決定的に違うのは「良くなったと思ったのに突然ぶり返す」というところです。
この「突然」がミソで、何が契機になるかは自分でも分かりません。
起き上がったら…歩いたら…水仕事をしたら…洗剤の匂いを嗅いだら…水を飲んだら…食べたら…スマホを見ていたら…テレビを見ていたら…本当に何がキッカケで気持ち悪くなるのか不明。
だから、症状が落ち着いているときはなるべく動きたくないというのが本音。余計なことして症状がぶり返してくるのは怖いです。
それを見て「ダラダラしてる」とか「寝てばかり」と思ってしまう人は、想像してほしい。
二日酔いがやっと収まったかも？ってところで自ら、船に乗り込もうとしますか？
世の中のほとんどの妊婦って、動けそうだなって思ったときに家事や仕事をしたり、本当にすごいなって思います。
私は家事は一切できませんでした。辛うじて仕事はできたけど、自分で帰る気力もなくて夫に車で迎えに来てもらったことも…
妊婦一人一人が自分の体調と心と向き合って、踏ん張って毎日を生きています。
他のプレママはどうなんだろう…と不安になってググると、同じような人もいれば、つわりが軽い人もいる。（※つわりが軽い人には、軽い人の悩みがありますので妻のつわりが軽い夫たちも手放しで安心してはいけません！）
仕事で疲れて帰ってきた夫に「◯◯さんのところの奥さんは妊娠してても元気そうだよ」って言われたときの妻の気持ちを、想像してみてください。
２. 「いつ終わるか」が分からない不安感
検索するとつわりの終わる時期は「胎盤が完成する頃」とか「ほとんどの人は12〜16wには終わりを迎えます」と出てきます。それを読んだほぼ9割の妊婦がこう思っているはずです。
胎盤っていつ完成するの？ まだ？
産む瞬間までつわりが終わらなかった人もいるって…私もそうだったらどうしよう？
妊婦には「お腹の中で赤ちゃんを育てている」という意識が強くあります。悪阻が苦しければ苦しいほど、お腹の中に赤ちゃんがいることを実感するからです。この子を守らなきゃ、育てなきゃ、という使命感は日に日に強くなっていきます。
吐き悪阻が激しい妊婦にとっては「食べられないこと」自体が既に大きなストレスになります。
人によっては「こんなに食べられなくて赤ちゃんが育たなかったらどうしよう」「母親失格だ」と思い詰めてしまう人もいて、孤独感が高まれば「こんなに辛い日が続くならいっそ死にたい」と思う人がいても不思議じゃない。
それくらい、追い詰められてる妊婦さんもいるかもしれません。妊娠前どんなに明るくて元気でも、”今”の奥さんがどんな状態なのか、見守ってあげてください。
（もちろん夫さんも仕事のストレスで一杯一杯な日もあると思います。余裕があるときだけで、大丈夫！）
３. 思うように行動できない自分が不甲斐ない
メイクもできない！ （洗顔するのにも時間がかかるし！前屈みつらい！吐く！）
かわいいパジャマを選ぶ余裕もない！ （手に取ったズボンを履くのがやっと！）
髪の毛乾かすのだってしんどい！ （ブラシでブローなんてしてられるか！）
こんなズタボロな私を見ないでー！！！！！！！！！
これが妊娠中の妻の心の叫びです。
大好きな人と結婚して、一緒に暮らして、妻は毎日本当に幸せです。
いつまでも可愛く、綺麗だって思われたい。そのための努力は惜しまない。
でも悪阻中はそんなことしてられない人が多いんです！
ほんと！頼むから見ないで！泣
こんな汚部屋で一日寝てたなんて思われたくない！！
そう思ってますよ。ほとんどの妻が。
好きで汚部屋で寝転がってるわけじゃないんです…。
あと少し動けたら髪の毛をブラシでとかすし、机の上だってささっと片付けるよ。
でもできないんだ。不甲斐なくてごめんね。
比べることは「悪」でしかない！
人はどうしても他人と比べたがる生き物です。
でも、やっぱり比べるのって何も良いことがない。
今すぐやめよう！
- 「周りの妊婦」と「自分（の妻）」の症状や状態を比べる
- 「つわりで苦しむ妻」と「仕事＋家事をしている夫」の労力を比べる
みんな大変なんだよ。みんな辛いんだよ。みんな疲れてるんだよ！
相手の方が楽に見えたって、「心の中」は分からないんだから。
だったら勝手に決めつけてお互いを「責め合う」より、お互いを「労いあう」方がよっぽど生産的だと思いませんか。
夫さんだって愚痴っていい！
夫さんだって、辛かったら辛いって言っていいんです。
ちなみにある日、私の夫は帰宅と同時にこんなことを言いました。
今日は仕事で色々あって僕も余裕ない。
多分優しくしてあげられないし、酷いこと言っちゃうかも。家事も今日・明日はできない。
けど、許してほしい。元気になるまで待ってて。
私の夫は世界中に自慢したいくらい優しいです。
そんな人でも、やっぱり一杯一杯になる。逃げ恥スペシャルでも平匡さん泣いてたしね。
夫のこの言葉を聞いたとき、この人となら辛い時も２人で乗り越えられると思って夫婦になったんだって思い出しました。
寄り掛かるばかりじゃだめだ。お互いに、寄り掛かりあって生きていかなきゃ！
少しばかり足の踏み場がなくなったって死にません！が我々の合言葉でした。
美談っぽくまとめてみましたが、私たち夫婦も沢山喧嘩をしました！
夫がずっとゲームしてるとか、何も調べてくれないとか！
そういう赤裸々な記事もそのうち書けたらいいなあ〜笑
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